社会福祉士が解説:傷病手当金を使って休職を乗り切ったリアル体験談

ライフハック
〜筆者について〜
とにかく明るいメンタルさん

うつ病・パニック障害を発症しながらも、とにかく明るく楽しくを目指して生活しています! ライフハックや勉強していることや関心ごと、休職中の生活の実態などをブログを通じて発信します。社会福祉協議会・地域包括支援センターで社会福祉士として実務経験があり制度の案内や相談援助をしてきました。現在は簿記2級の勉強とせどり挑戦中✍️

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メンタル不調で仕事に行けなくなったとき、多くの人が抱える最大の不安は「生活費」です。

そんなときに活用できる制度が **傷病手当金** です。

しかし実際には…

* 「どうやって申請するの?」

* 「お金はいつ振り込まれる?」

* 「会社には何を伝えればいい?」

と、わからないことだらけ。

この記事では、

* 実体験に基づく流れ

* 注意点(落とし穴)

* 受給額の目安

* 社会福祉士としての補足

をまとめています。

傷病手当金は、あなたの生活と心を守る大切な制度です。

この記事が不安の軽減につながれば幸いです。

傷病手当金とは?

傷病手当金とは、**病気やケガで働けず、給与が受け取れない期間に生活を保障する制度**です。

❑ 支給されるための4つの要件
1. 業務外の病気・ケガによる療養のための休業であること
2. 働くことができない状態であること
3. 連続3日間を含む4日以上働けなかったこと
4. 休業期間に給与の支払いがないこと

私が休職に至るまでの経緯

通勤途中で起きた限界のサイン

ある日の通勤電車の中で、前職時代に経験したパニック障害と同じ症状が再び出ました。

なんとか駅で降りましたが、ベンチから動けず1時間…。

同僚の助けで少し落ち着いたものの、いつもの30分の道のりが2時間かかって帰宅しました。

数日後、主治医を受診すると「うつ病」の診断。

そのまま ドクターストップがかかりました。

トントン拍子で休職が始まってしまい、同時に傷病手当の申請の準備に取り掛かりました。

退職に至った経緯は別記事で詳細に書いているのでぜひ読んでみてください☺️

傷病手当金の申請の流れ(初回〜継続)

Step1:初回申請の準備

傷病手当金の書類には、次の3つの記入欄があります。

傷病手当の様式はご自身が加入している健康保険のサイトからダウンロードできます。

① 自分で記入する欄

* 住所

* 氏名

* 電話番号

* 振込口座

* 休んだ期間 など

記入例があるので難しくありません。

② 会社が記入する欄

* 出勤・休暇状況

* 給与の支払い有無

会社に記入を依頼する前に「傷病手当金の申請もします」と伝えておくとスムーズです。

③ 医師が記入

* 病名

* 労務不能の理由

* 働けない期間

→ 書類の記入には1週間~10日かかることも多いです。早めに依頼しましょう。

Step2:会社・病院に記入を依頼する

病手当金を利用することになったら、まずは主治医に相談し記入を依頼しましょう。

実際の記入依頼は下記がスムーズです。

1)医師に記入を依頼。

2)回収したら会社へその書類を送付。

3)会社から返送されたら自分が記入した様式と併せて申請先に提出する。

※場合によっては申請書類を一式整えて会社から申請先に提出することもあります。事前に確認しておきましょう。

★初回申請でつまづきやすいポイント

私が困ったのは次の2点です。

◆ 病院の書類がすぐ返ってこない

診断書のように当日発行されると思っていたら、10日待ち。申請までの足踏み期間がありました。

◆ 会社に事前連絡を忘れ混乱

会社へ「傷病手当も申請します」の一言を忘れ、書類だけ送ってしまい「これは何?」と驚かれました。

Step3:2回目以降の申請(継続申請)

2回目からは一気に楽になります。

● 会社に在籍している場合

初回と同じく、1)医師記入 → 2)会社記入 → 3)提出。

● 退職した場合

その月に在籍がなければ、**会社の記入欄は不要**になります。

主治医の記入だけでOK。

申請は月に1回(その月の1日から月末までの日数分)になります。

自ら申請しないと傷病手当金は振り込まれないので、忘れずに申請しましょう。

傷病手当の様式はパソコンでの編集が可能です。

私は名前と印鑑欄のみ空欄にして、他はパソコンで記入したものを印刷して提出していました。

時短にもなるし負担も減るのでおすすめです💡

Step4:入金までの期間

私の場合、書類を郵送してから振込まで約3週間でした。

* 平日のみ振込

* 書類不備があるとさらに遅れる

3週間空くと生活費が不安になりますが、支給を早めることは基本的にできません。

初回も2回目以降もほぼ変わりませんでした。

書類に不備があるとさらに時間がかかるので、提出前には一通りチェックすると安心です。

実際にもらえた金額の目安

傷病手当金は **日額 × 支給対象日数** で支払われます。

ざっくり言うと、

「賞与を除いた月収の約2/3」

例:月収別の支給目安

* 月収20万円 → 約13.3万円

* 月収30万円 → 約20万円

* 月収40万円 → 約26.7万円

※月ごとに日数が違うため、毎月の支給額は変わります。

約7割だと普段の手取り収入より少なくなると思います。

生活費がカツカツの方は見直す必要が出てきますね。

使ってみてわかった“落とし穴”と注意点

① 最初の入金まで期間が空くので貯金は必須

最初の3週間、収入ゼロが続きます。

どうしても困る場合は

社会福祉協議会の「緊急小口資金」で最大10万円借りられます場合があります(貸付・審査あり)。

② 退職する人は「退職日の出勤」に要注意

退職日に出勤すると **労務可能** とみなされ、

退職後の傷病手当金の継続受給ができなくなる場合があります。

最終日のあいさつ回りにも注意が必要です💡

③医師への記入依頼が遅れると全体が遅れる

私は腰が重く「2か月まとめて申請」してしまい、

**2か月丸ごと収入ゼロ** になって焦りました。

④ 会社とのやり取りはメールで記録を残す

休職し始めると意外とやることが多くてびっくりします。

メンタルで働けなくなると、自分が何をどこまでやったかが

わからなくなることがあります。

会社とのやりとりをメールなど文書で残しておくと、

後から見返すことができて安心です。

電話などで話したら忘れないうちにメモを残すとGOODですね。

⑤ 休職中はメンタルが揺れやすい

これは直接制度とは関係ないですが、傷病手当金がもらえて

当面の生活費の不安は軽減されるからといってメンタルはなかなか安定しませんでした。

むしろ傷病手当金が終わった後はどうなっていくんだろう…

働けるのかななどと不安になると思います。

ただし、この期間は“回復のための時間”です。

まずは焦らずみなさんのペースで生活を取り戻すところからやっていきましょう!

⑥障害年金との重複受給には注意

うつ病など精神疾患で働けなくなった場合は障害年金の利用を検討する方もいると思います。

傷病手当金は障害厚生年金と重複してもらうことはできません。

障害厚生年金の受給が決定した際には健康保険協会に知らせましょう。

(様式の1枚目に障害年金の受給有無の記入欄があります。)

障害年金は申請から遡って「遡及分」としてまとまった額が支給されることがあります。

この期間も傷病手当金の受給期間と重なっていたら健康保険協会に重複分を返還する必要があるので、全て使い切ってしまわないように気をつけましょう。

筆者も中古の軽自動車が買えるような額の返還が求められてびびりました。

傷病手当金があったから救われたこと

最も大きかったのは 生活できる安心感です。

たとえば月15万円支出がある場合、

半年休職したら90万円が必要になります。

これが丸ごと貯金から消えるとなると、

それだけでメンタルが大きく削られます。

傷病手当金のおかげで、

・治療に集中できた

・将来を冷静に考える余裕ができた

・復職だけでなく転職など次の選択肢も見えた

というメリットがありました。

この「生活は何とかなる」と言う安心感が心を守ってくれたと思います。

社会福祉士として伝えたいこと

私はこれまで社会福祉士として仕事に従事し、傷病手当についても制度を案内する立場にいました。

実際に自分が利用する立場になって、この制度の重要性を改めて実感しました。

傷病手当金と聞くと制度利用に抵抗を感じる人がいるかもしれません。

しかしこの制度は保険料を収めてきたあなたが使う権利があることをぜひ心に置いておいてください。

制度はあなたを助けるためにあるものと思っています。

また、会社の人に迷惑をかけると思う人もいるかもしれません。

実際に私もそれも休職に至った1つの原因だと思っています。

しかし、体調崩してまで働くのはかえって、周りの人を心配させてしまうことがあります。

まずはしっかりと体調整えて、元気になって職場に復活するか自分らしく働ける場所への挑戦を考えるかを検討しても全く遅くはないと思います☺️

まとめ

今回の記事では、傷病手当金を使ってみたリアルな体験談をお届けいたしました。

・傷病手当金は生活を守る大切な制度

・初回申請は時間がかかるので早めの行動が大事

・退職日に出勤すると継続受給できない可能性に注意

・入金は約3週間後、貯金がない人は要対策

・障害年金との重複には要注意

・制度があることで「治療に専念できる安心」が得られる

長い人生で一時的に働けなくなることは誰にでも起こり得ます。

どうか、あなたの心と体を最優先にしてください。

今後もこのブログでは、便利な制度やライフ発行などをお届けする予定です。

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